2026年度の共通テスト英語(リスニング)は、全体として大きな構成変更はなかったものの、一部の設問形式に変化が見られ、情報処理力をより丁寧に問う試験となりました。
本記事では、2026年共通テスト英語リスニングについて、
- 全体の難易度
- 出題分量・構成
- 設問ごとの特徴
- 今後の対策の考え方
を整理し、今後の共通テスト英語リスニング対策につなげる視点を解説します。
共通テスト英語対策の参考書ルートはこちらの2記事をご覧ください。
共通テスト英語リスニング対策|参考書ルートで9割を突破する勉強法
共通テスト(リーティング)対策の詳細はこちら
共通テスト英語リーディング対策|参考書ルートで9割を突破する勉強法
全体評価:やや難化
2026年度の共通テスト英語リスニングは、やや難化と評価できます。
音声そのものは全体的に聞き取りやすく、語彙レベルや英文の総語数も昨年とほぼ同じでした。求められる基本的なリスニング技能にも大きな変化はありません。
しかし、
- 第1問でやや聞き慣れない語彙が含まれていたこと
- 第4問Aで出題形式に変化があったこと
などから、受験生によっては難しく感じた可能性があります。
特に、形式変化への対応力が得点差につながりやすい試験だったといえます。
出題分量・試験構成の概要
出題分量
- 読み上げ英文の総語数:約1,600語(昨年と同程度)
- 質問・選択肢の総語数:約500語(微増)
- マーク数:37(昨年と同じ)
分量面での負担は例年並みで、極端に時間が足りなくなる構成ではありませんでした。
2026年度 大問構成(リスニング)
- 第1問:短文発話(内容一致/イラスト選択)
- 第2問:対話文+イラスト選択
- 第3問:対話文+質問選択
- 第4問:モノローグ型(図表完成・質問選択)
- 第5問:講義・討論型(ワークシート完成)
- 第6問:対話文・会話長文(意見・図表選択)
全体として、音声を聞くだけの試験ではなく、視覚情報と組み合わせた情報処理能力が引き続き重視されています。
出題傾向の全体像
2026年度の共通テスト英語リスニングでは、次のような力が求められました。
- 音声を正確に聞き取る力
- 聞き取った内容を整理・言い換える力
- 図表・ワークシートを素早く読み取る力
- 複数の情報を比較し、適切に取捨選択する力
特に後半の大問では、「聞く → 読む → 判断する」という複合的な処理が必要で、単純な聞き取りだけでは対応しにくい構成でした。
設問別分析
第1問:短文発話問題
A:内容一致問題
短い発話を聞き、その内容と最も合う選択肢を選ぶ問題です。
- 発話内容を一文で言い換える
- 状況を要約する
といった処理が求められました。
2026年度は、音声や語彙にやや聞き慣れない表現が含まれており、ここでつまずいた受験生もいたと考えられます。
B:イラスト選択問題
発話内容に合うイラストを選ぶ形式で、語彙の正確な理解と概要把握が重要でした。
第2問:対話文+イラスト選択
短い対話を聞き、状況説明(日本語)とイラストを手がかりに解く問題です。
日本語で場面が示されているため、リスニング時の負担は比較的軽く、必要な情報を聞き取れるかどうかがポイントとなりました。
第3問:対話文+質問選択
英語で書かれた質問に答える形式で、
- 正確な聞き取り
- 聞いた内容の言い換え
が求められました。
第4問:モノローグ型問題
A:図表・イラスト問題
2026年度は、イラストの並べ替え問題が出題されました。
- イラストが5つ提示され、そのうち1つが不要
- 正しい順序を判断する形式
グラフ問題とイラスト並べ替え問題が隔年で交互に出題される傾向が定着してきたと考えられます。
B:質問選択問題
4人の発話を聞き比べ、条件に合うものを選ぶ問題で、情報の比較・取捨選択が求められました。
第5問:講義・討論型問題
海水魚の陸上養殖に関する講義を聞き、ワークシートとグラフを組み合わせて解く問題です。
ワークシートを素早く読む力と、情報を分類して整理する力が重要でした。
第6問:会話・意見判断問題
A:対話文問題
フランス語の授業に関する対話を聞き、内容理解を問う問題でした。
B:会話長文問題
複数話者の意見を整理し、図表と対応させる問題で、立場の違いを正確に把握する力が問われました。
今後の共通テスト英語リスニング対策の考え方
2026年度の出題から、今後も次の点が重要になると考えられます。
- 音声を「聞くだけ」で終わらせない
- 図表・ワークシートと組み合わせて処理する訓練
- 聞いた内容を言い換え・要約する練習
共通テスト英語対策の参考書ルートはこちらの2記事をご覧ください。
共通テスト英語リスニング対策|参考書ルートで9割を突破する勉強法
共通テスト(リーティング)対策の詳細はこちら
共通テスト英語リーディング対策|参考書ルートで9割を突破する勉強法
まとめ
2026年度の共通テスト英語リスニングは、分量や語彙レベルは大きく変わらなかったものの、形式変化と情報処理力がより重視された試験でした。
単なる聞き取り練習にとどまらず、「聞く → 読む → 判断する」という流れを意識した対策を進めることが重要です。
共通テスト英語対策の最終確認は過去問で
ここまでで、共通テスト英語(リーディング・リスニング)の出題傾向や全体像は十分に把握できたと思います。
分析を理解したあとは、必ず実際の過去問を使って、
- 時間配分
- 設問の形式
- 本番での読解・判断の流れ
を確認しておきましょう。
共通テスト英語は、問題構成や設問の考え方に強い特徴があるため、過去問演習は欠かせません。
過去問はこちらです。
共通テスト過去問研究 英語 リーディング/リスニング(2026年版)
分析内容を意識しながら過去問に取り組むことで、共通テスト英語で安定して得点できる力が身についていきます。
