共通テスト世界史は、知識の正確さに加えて、史資料を読み取り、複数の情報を比較しながら判断する力が求められる科目です。
近年は、単純な用語暗記だけでは対応しにくく、資料の意図や背景を理解したうえで考える問題が中心となっています。
2026年の共通テスト世界史も、こうした傾向を引き継ぎつつ、史資料の扱い方に変化が見られました。
本記事では、2026年共通テスト世界史について、全体の難易度・問題量・出題構成・分野別傾向を整理したうえで、今後の学習方針を解説します。
なお、世界史の基礎理解に不安がある方は、まずはこちらの記事で全体像を整理してから本記事を読むことをおすすめします。
世界史の勉強法|基礎から共通テスト8割を狙う正しい対策法
2026年共通テスト 世界史の全体概況
難易度:昨年よりやや難化
2026年の共通テスト世界史は、昨年と比べてやや難化したと考えられます。
第2問以降の難易度自体は大きく変わらなかったものの、歴史総合を含む第1問において、より細かな知識と読解力を組み合わせて判断する問題が増加しました。
史資料を比較しながら読み取る設問が多く、処理に時間を要した受験生も多かったと考えられます。
問題数・分量
- 大問数:5題
- 設問数:32問
- 解答数:32
史資料の量は例年通り多く、全体の問題量に大きな変化はありませんでした。
ただし、史資料の種類が多様化しており、設問ごとに情報を整理する力がより強く求められました。
出題構成と分野別傾向
第1問:歴史総合(近現代史中心)
第1問は歴史総合の範囲からの出題で、近現代史を中心に、都市や社会の変化をテーマとした問題が出題されました。
地図・グラフ・史資料を組み合わせて考える設問が多く、知識だけでなく、資料から読み取った情報を比較しながら判断する力が求められています。
第2問:法制度をテーマとした通史的出題
第2問では、古代から近代にかけての法制度を題材に、東洋史・西洋史を横断する出題が見られました。
各時代の制度的特徴を理解しているかに加え、史資料を手がかりに文脈を読み取る力が問われています。
第3問:文化・表現と歴史理解
第3問では、漫画や絵画、風刺画など、多様な資料を用いて歴史を捉える問題が出題されました。
文化史的知識を前提としつつ、資料の背景や意図を考えながら判断する構成となっており、暗記だけでは対応しにくい設問も含まれていました。
第4問:帝国と支配のあり方
第4問では、古代から近代にかけての「帝国」をテーマに、複数地域・複数時代を比較する出題が見られました。
世界史を個別地域の集合としてではなく、共通する構造や特徴を意識して理解しているかが問われています。
第5問:社会経済史
第5問は税制度を軸とした社会経済史の出題で、史資料をもとに社会の変化を読み取る構成となっていました。
特定の用語暗記よりも、資料を丁寧に読み、各事例を比較しながら判断する力が重視されています。
今後の学習方針
共通テスト世界史では、用語暗記だけでは安定した得点につながりません。
重要なのは、
・時代ごとの基本事項を押さえること
・東洋史・西洋史を関連づけて理解すること
・史資料を比較しながら読み取る経験を積むこと
です。
特に、歴史総合を含む近現代史については、出来事同士のつながりや背景を意識した学習が欠かせません。
普段から資料集やグラフを確認し、「何が読み取れるのか」「どの知識と結びつくのか」を考える習慣をつけておきましょう。
共通テスト世界史対策の仕上げ
最終的には、共通テスト形式の問題演習と過去問で仕上げることが重要です。
史資料が多い世界史では、実際の試験形式・時間配分に慣れておくことで、落ち着いて対応できるようになります。
共通テスト世界史の過去問はこちらです。
共通テスト過去問研究 歴史総合,世界史探究(2026年版共通テスト赤本シリーズ)
基礎理解と実戦演習を積み重ねることで、共通テスト世界史は十分に8割以上を狙える科目です。
本記事を参考に、計画的に対策を進めてください。
