2026年共通テスト国語の傾向と対策|現代文・古文・漢文の全体分析

本記事では、2026年共通テスト国語(現代文・古文・漢文)について、全体の難易度・出題構成・傾向を整理したうえで、今後の学習方針を解説します。

共通テスト国語は、年々「複数の文章・資料を関連付けて読み取る力」が重視される傾向が強まっており、2026年もその流れを踏襲した出題となりました。

なお、現代文の読解力に不安がある方は、まずはこちらの記事で基礎を固めてから本記事を読むことをおすすめします。
現代文の勉強法|基礎から共通テスト8割を狙う正しい対策法

2026年 共通テスト国語の全体構成

大問数・設問数・分量

2026年共通テスト国語は、全体で大問5題構成となっており、内訳は現代文3題、古文1題、漢文1題です。

  • 大問数:5
  • 設問数:27
  • 解答数:37

文章量については、現代文第1問が昨年よりやや増加した一方で、第2問・第3問は微減となり、全体としては大きな増減はありませんでした。

ただし、単純な文字数以上に、複数の文章・資料を行き来しながら判断する設問が多く、時間的な余裕は決して大きくありません。

出題形式の特徴

昨年と比べて形式面での大きな変更はありませんが、第1問を除き、複数のテキストを関連付けて解く形式が引き続き採用されています。

単一の本文を丁寧に読む力だけでなく、情報を整理し、比較し、取捨選択する力が強く求められる構成でした。

難易度の総評

全体の難易度は、昨年と比べてやや難化した印象です。

特に現代文と古文では、本文と選択肢を丁寧に照合する必要がある設問が増え、処理に時間がかかりやすくなっています。

一方で、漢文については大きな難易度変化は見られず、標準的な対策を積んできた受験生であれば対応しやすい内容でした。

分野別の出題傾向

現代文(第1問〜第3問)

現代文は、近代以降の文章が3題出題されました。

第1問は評論文1題による構成で、漢字の識別問題と傍線部理解を問う設問が中心です。文章自体は抽象度が高めでしたが、選択肢は比較的整理しやすいものが多く、丁寧に読めば対応可能な内容でした。

第2問では、小説本文に加え、同一出典内の別箇所からの引用文を含むノートや対話が提示され、複数文章を関連付けて読む力が求められました。登場人物の心情や状況を正確に把握することが重要でした。

第3問は、文章・インタビュー記事・説明的文章など複数の資料をもとに、生徒作成の文章を検討・修正する形式でした。資料の比較や整理が不可欠で、選択肢の分量も多く、時間配分が難しい設問が含まれていました。

総じて現代文では、速読力よりも、情報を正確に整理する力が得点を左右したと言えます。

古文(第4問)

古文は、『うつほ物語』からの出題で、1つの本文を中心とした比較的オーソドックスな構成でした。

文法・語句の理解、内容説明といった基本的な設問に加え、本文後の場面と関連付けて判断する設問が出題されています。

本文自体は読みやすいものの、登場人物が多く、主語の把握を誤ると選択肢判断で迷いやすい構成でした。

古文に不安がある方は、基礎的な文法・単語・古典常識の整理が不可欠です。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
古文・漢文の勉強法|基礎から共通テスト8割を狙う正しい対策法

漢文(第5問)

漢文は、日本人漢学者による文章を題材とした出題で、書き下し・解釈・内容説明といった標準的な設問が中心でした。

一部、本文と資料を読み比べる設問もありましたが、共通テスト対策を通じて漢文の基本的な読み方に慣れていれば、対応可能な範囲です。

現代文・古文と比べると、相対的に取り組みやすかった受験生も多かったでしょう。

2026年共通テスト国語に向けた学習方針

2026年の共通テスト国語では、いずれの分野においても「複数の情報を整理し、文脈に沿って判断する力」が重要でした。

現代文では、設問ごとの根拠を本文中から正確に拾い、選択肢と丁寧に照合する訓練が不可欠です。

古文・漢文では、基礎的な知識を固めたうえで、本文全体の流れを意識した読解を心がけることが得点安定につながります。

最後は、必ず共通テスト形式の問題演習と過去問で仕上げましょう。

実際の試験形式・時間配分に慣れることが、得点力を完成させるうえで不可欠です。

過去問はこちらです。
共通テスト過去問研究 国語 (2026年版共通テスト赤本シリーズ)

基礎を固め、出題形式に慣れたうえで演習を積み重ねれば、共通テスト国語で安定して高得点を狙うことは十分に可能です。